共通事項

競技チームの定義

特殊な場合を除き、競技コートにて競技できるのは人一人と犬が1頭のチームのみである。

[解説] 他の人やほかの犬は同時にコート内には入れません。付き添いや応援の方はコートの後ろで待機してください。チャレンジクラス、ローリングクラス及び介助の必要な場合はコート内に入れます。

使用ディスク

一般的に犬用に作られているディスクを公認する。ただし、危険なものドーナツ状に中心が空洞になっているものを省く。

[解説] 使用するディスクについては各自で自分たちにあったものをご用意ください。現在使われているディスクドッグ用なら問題ありません。それぞれのメーカーにタイプの違うものがありますが、どのタイプでも犬用であれば使用可能です。また、ペットグッズメーカーの布製も使用できます。ただし、中央が開いているもの、改造されたのも、犬用じゃない人や犬に当たると危険なものとしてオフィシャルで判断したものについては使用不可としま す。

競技のスタート

競技スタートの最初の合図は競技者がするものとする。その後ディスタンスの場合はカウントダウンが始まる。フリースタイルの場合は音楽が鳴る。

[解説] 競技のスタートは自分たちのベストはコンディションでスタンバイしてください。状態を判断して「準備はよろしいですか」とMCが問いかけをしますので、OKの合図をしてください。手上げる、うなずく程度でけっこうです。その後ディスタンスの場合はカウントダウンが始まり、フリースタイルの場合は音楽が鳴ります。ただし、故意にスタンバイを遅らせることはご遠慮ください。

競技心得の遵守

法律、ルール、マナーを守り、スポーツマンシップに則り競技に臨まなければならない。

[解説] 競技会は参加者全員と時間を共有していると考えましょう。一人の不道徳な行動や言動が有意義な時間を無駄にしてしまわないように、また守るべきことはちゃんと守って、みんなが気持ちよくプレーできるように配慮してください。

失格

犬への体罰、罵声、虐待、他の競技者、主催者、観客に対する暴力行為または脅迫、競技会を妨害する行為、及び主催者が不適切と認めた行為をおこなった者を失格とする。

[解説] 上記の「競技心得の遵守」が守られていない時に、やむを得ず失格とさせていただきます。また、状態がかなりひどい場合は退場、再発の恐れのある場合は入場停止もありえます。厳しい対応かもしれませんがご理解ください。

糞尿行為

決勝ラウンドのある競技については、競技中(計測が始ってからタイムアウトまで)に糞尿行為があった場合、そのラウンドは失格となりポイントはゼロとなる。その他のクラスについては、競技中の糞尿行為は計測を中断しない。糞尿の適切な処理はその犬のオーナーが責任を持って直ちに執り行い、その後、可能であれば競技を続けるものとする。

[解説] 決勝ラウンドのない競技は、糞尿行為のあった場合においてもタイムは止めません。しかし、あとの人の迷惑にならないようにしっかりと後始末と処置はご自身で直ちにおこなってください。消臭液はオフィシャルに用意してあります。処置が済んで時間があれば競技を再開してください。

妨害行為

他の犬の乱入、飛来物、その他の事情によって、競技の続行が不可能になったとき、競技者は競技を取りやめることができる。その場合、適切な時間に一から競技をやり直すか、競技の続行が不可能になった時間から競技終了までを再計測して競技をやり直すかを競技者が選択できる。

[解説] ほかの犬が競技中に乱入してきたり、何らしかの障害物がコート内に飛散もしくは侵入し、続けて競技ができなくなったら、犬の安全を第一に確保し、安全のために中断してください。そして安全が確保できた時は競技を再開できますが、中止したところから残り時間を再開するか、もう一度始めからやり直すかは、競技者が選択できます。最初からやり直す場合はどの順番でやり直すかも競技者の方が選択できます。不可抗力ということでできるだけ優遇します。

同順位の場合の順位決定基準

1,2ラウンドの合計ポイントが同点の場合、1Rと2Rのどちらかのポイントが高い方を上位とする。それでも、同ポイントの場合は同位とする。決勝のある競技(ファイナル対象競技)においては、同点=同位とする。

[解説] 1,2ラウンドにおける順位の決定方法例:Aチーム・・・1R/10P 2R/20P合計30P  Bチーム・・・1R/25P 2R/5P合計30Pの場合Bチームが上位となる。

食物の持ち込み

すべてのカテゴリーにおいて、競技エリア内に食物を持ち込み、競技エリア内で食物を与えてはいけない。

[解説] 食物、一般的に「おやつ」のことです。競技中であるかを問わず、コート内では犬に「おやつ」を与えることを禁止します。また、持って入ることもできませんので注意してください。

コート内への持ち込み

ファイナル対象競技において、競技エリア内に犬の誘導・呼び戻しに使用すると思われものの持ち込みはできない。

[解説] ファイナル対象競技において犬笛、クリッカー、ディスク以外のおもちゃ等、犬の呼び戻し等の目的で使用するもののコート内への持ち込みを禁止します。

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