2026年度 競技ルール
全カテゴリーの概要、詳細ルール、および変更点を掲載しています。
詳細ルールブック (公式PDF)
公式ルールは必ず下記のボタンから **2026年度版** のPDFをダウンロードしてご確認ください。
ボタンをクリックするとPDFが表示(またはダウンロード)されます。
※競技者は必ず最新のPDFをダウンロードし、内容を確認してください。
モラル規定・競技者心得
推奨するモラル
MILLIONでは競技に直接関わることはルールで取り決めを行い、その他の事はモラルとして扱いたいと考えています。 私たちがモラルとして推奨することは下記のとおりです。競技心得と共に参加される皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
- ①コートサイドにタープを設置する場合は、犬の場外出、人のつまずき転倒等防止の観点から、コートサイドより3m離れたところにロープ止めペグがくるようにしてください。また、ペグの抜き忘れがないように、リボン等をくくりつけ目立つようにしてください。
- ②タープを設置する場所をロープなどで陣取ったりしないように、互いに譲り合えるようにしてください。
- ③練習コートでは出番の近い人を優先できるように配慮していただき、独占しないようにトラブル防止に努めてください。
- ④競技コート、練習コート内以外は犬のリードを外さないでください。また、脱走及び呼び戻しの効かない犬は競技コート、練習コートでもリードを外さないでください。思わぬ事故を招く恐れがあります。
- ⑤競技コートに必要でないものをむやみに持ち込まないようにお願いします。
- ⑥競技コート保全、芝生の保護のためにスパイクシューズはご遠慮ください。
- ⑦ドッグファイトを防止するため競技コートに入場する際は出入り口を守り、先のチームが退場してから入場してください。
- ⑧競技コート及び場外でスローイング練習する場合は、人に当たって事故等にならないように配慮してください。
- ⑨ドッグファイトだけでなく、他の犬への威嚇、ムダ吠えの観点から犬の管理はクレート及びサークル管理でお願いします。
- ⑩競技参加者の飲酒は健康を損なう恐れがあり、また事故やトラブルを招く可能性があるのでご遠慮願います。
- ⑪車を運転して帰られる方の飲酒はご遠慮願います。
- ⑫上記⑩⑪に伴い、その可能性がある方に飲酒を薦めないようにご配慮ください。
- ⑬喫煙場所は設けませんが、喫煙される方は喫煙のマナーを十分にお守りください。
- ⑭喫煙に限らず火災予防にご協力ください。
- ⑮駐車場内は最徐行に努め、事故の起こらないようにしてください。
- ⑯本部の許可なく物品販売、勧誘、営業行為等は禁止です。希望される方は本部へ許可申請をしてください。
- ⑰ゴミは各自で必ず持ち帰るようにお願いします。
- ⑱犬の糞尿行為には十分な配慮をお願いします。オシッコについては競技コート近くや、人が座る場所、花壇、児童施設等ではさせないようにしてください。糞便は直ちに処理してください。軟便等の場合はできるだけきれいに取り除いたあとに水で洗い流すか、砂をかけるなどしてください。
- ⑲他の人がプレイ中の時は犬笛などの音によって犬を操作する物を鳴らすのはやめましょう。
- ⑳ヒート中の参加も可能です。エントリー時にコメント等で申告してください。出番はカテゴリーの最後とします。
競技者心得 (スポーツマンシップ)
- ①競技会主催者の指示に従えること。
- ②法律を厳守しモラルのある行動が取れること。
- ③主催者、参加者、見学者その他競技会に関わりのあるすべての人と時間を共有している自覚を持ち、身勝手な行動及び言動をおこなわないこと。
- ④スポーツマンシップに則り、犬の保護に努めること。
- ⑤競技コート及び指定された場所以外では犬の引き綱を犬から離さないこと。
- ⑥大会会場、競技コートの保全に努めること。
- ⑦他の参加者、一般見学者とトラブルをおこさない事、また、犬同士のトラブルもおこさないこと。
- ⑧主催者、参加者その他すべての人及び犬に暴力行為、脅迫をおこなわないこと。
- ⑨主催者、参加者その他すべての人及び犬に、いかなる手段においても誹謗中傷をしないこと。
- ⑩気象条件などのやむを得ぬ事情により、大会の中止、スケジュールーの変更、時間の切り上げ等が発生した場合、異議を申し出ないこと。
- ⑪主催者の採点に不当な異議を申したてないこと。
- ⑫競技会の成立後、キャンセル及びその他の理由により主催者にエントリー費の返金、賠償、保証を求めないこと。ただし、犬の体調不良など特別な事情はこれに当たらない。
- ⑬すべての事について不当な要求はしないこと。
- ⑭新聞雑誌等メディアに文書、写真、動画を掲載されることについて、主催者に異議を申し立てないこと。
競技共通事項
競技心得の遵守
法律、ルール、マナーを守り、スポーツマンシップに則り競技に臨まなければならない。
失格 (Disqualification)
犬への体罰、罵声、虐待、他の競技者、主催者、観客に対する暴力行為または脅迫、競技会を妨害する行為、及び主催者が不適切と認めた行為をおこなった者を失格とする。
糞尿行為
決勝ラウンドのある競技については、競技中(計測が始ってからタイムアウトまで)に糞尿行為があった場合、そのラウンドは失格となりポイントはゼロとなる。その他のクラスについては、競技中の糞尿行為は計測を中断しない。糞尿の適切な処理はその犬のオーナーが責任を持って直ちに執り行い、その後、可能であれば競技を続けるものとする。
妨害行為
他の犬の乱入、飛来物、その他の事情によって、競技の続行が不可能になったとき、競技者は競技を取りやめることができる。その場合、適切な時間に一から競技をやり直すか、競技の続行が不可能になった時間から競技終了までを再計測して競技をやり直すかを競技者が選択できる。
同順位の場合の順位決定基準
決勝のある競技(ファイナル対象競技)
- フリースタイル競技: 決勝ラウンドのポイントの高い方を上位とする。
- ディスタンス競技: エクストララウンド30秒間のディスタンス競技を行い順位を決定。
決勝のない競技(ファイナル対象外競技)
1,2ラウンドの合計ポイントが同点の場合、1Rと2Rのどちらかのポイントが高い方を上位とする。それでも、同ポイントの場合は同位とする。
競技のスタート
競技スタートの最初の合図は競技者がするものとする。その後ディスタンスの場合はカウントダウンが始まる。フリースタイルの場合は音楽が鳴る。
ヒート(発情期)中の参加
- ヒート中の参加も可能です。
- エントリー時にコメント等で申告してください。
- エントリー後の場合はメールもしくは当日受付で申告してください。
- 出番はカテゴリーの最後とします。
競技チームの定義
特殊な場合を除き、競技コートにて競技できるのは人一人と犬が1頭のチームのみである。
使用ディスク
一般的に犬用に作られているディスクを公認する。ただし、危険なものドーナツ状に中心が空洞になっているものを省く。
食物の持ち込み
すべてのカテゴリーにおいて、競技エリア内に食物を持ち込み、競技エリア内で食物を与えてはいけない。
コート内への持ち込み
ファイナル対象競技において、競技エリア内に犬の誘導・呼び戻しに使用すると思われものの持ち込みはできない。
競技へのエントリー
- ディスタンス競技内、フリースタイル競技内で同一人犬でのダブルエントリーの場合、順位(表彰・決勝進出)及びランキングポイント加算の対象となるゲームは1カテゴリーとする。練習として他カテゴリーへのダブルエントリーは可。その場合は「賞典外参加」となる。
- ダブルエントリーの際、主催者判断により、申告された賞典外エントリーのカテゴリーの変更を要請する場合もあります。
- ディスタンス競技とフリースタイル競技のダブルエントリーは可能。順位(表彰・決勝進出)及びランキングポイント加算の対象となる。
- 「賞典外参加」は募集参加人数に達していない場合のみの当日受け付けます。「賞典外参加」は(表彰・決勝進出)及びランキングポイント加算はありません。
競技概要・カテゴリー
ディスタンス (Distance) 概要
その名の通り、距離と正確性で勝敗が決まる競技です。競技者の年齢性別に制限はありません(ディスタンスウーマンを除く)。 スローワーである人間一人、キャッチャーである犬 1 匹で1チームとし、**60秒**の時間の中、規定コート内にディスクを投げそれを犬がキャッチします。
長さ**60メートル**、幅**30メートル**のコートの中、より遠くへ、より多い回数キャッチをしたチームが勝者となります。
競技のわかりやすさ、ダイナミックさからも、ドッグスポーツの中で最も人気のある種目のひとつになっています。 風に乗り、風を切り、飛んでいくディスク。それを一心不乱に追う犬たちの美しい姿は、犬好きなら、また、犬に興味がなくとも感動せずにはいられない競技です。
スローワーである人間は、パートナー(犬)の体の大きさ、キャッチのくせ、スピード、風向き、天候・・・あらゆることを計算し、パートナーがキャッチしやすいように、また、無理なキャッチをさせないように投げる必要があります。ただ遠くへ飛ばせばいいというのではなく、すべてを一瞬で判断することを要求される競技です。
【ディスタンス競技クラス・カテゴリー】
ディスタンス・アドバンスト (DA)
犬種、犬の大きさ、犬の年齢に制限はありません。
ディスタンス・ウーマン (DW)
女性選手のみのクラスです。犬種、犬の大きさ、犬の年齢に制限はありません。
ディスタンス・スモールドッグ (DS)
小型犬のクラスです。見た目が小型犬なら出場可能(純血種で言うとコーギーやコッカーぐらいまで)。体重や体高に規定はありません。
ディスタンス・インターメディエイト (DI)
初級からのステップアップクラス。上位クラス同様、ロングリード、付き添い、ディスク以外での呼び込みは禁止です。
ディスタンス・チャレンジ (DC)
おもに初心者クラス。犬と人のどちらかが初心者であれば出場可。プレイヤー以外の方のコート内立ち入りやロングリードなどの道具使用もOKです。
ディスタンス・ローリング (DR)
キャッチ対象物はディスクである必要はなく、「転がるもの」(ボール、おもちゃ等)でも参加できます。ディスクを使用する場合は必ず**転がす**必要があり、ダイレクトキャッチはポイントになりません。
スリー・ダブル・ディスタンス(3WD)
3ペア1チームで行うリレー式ディスタンス競技 (1R制 120秒)
- チーム名でランキングをつけます。
- 各ペア順番にプレーし、3巡目からはどのペアがプレーしてもよいが、同じペアの連続プレーは不可。
- リレーのバトンタッチは、先行チームのディスクがスタートライン内に戻ってきてから。
- スモールドッグ3ペアチームは6mラインからのスローイング。この場合、3pエリアは0pとなる。
- 「ラッキートライアングルゾーン」(10ポイントエリア)に1本でも足が入っていれば10p獲得。その他のポイントラインに足がかかった場合は、低い方のポイントエリアでジャッジされます。
- エントリーはチーム名で行い、コメント欄に投げ手名・犬名を3ペア分記載(キャプテンを最初に明記)。
ディスタンス・オールディーズ (DO)
シニアたちが無理なく長く楽しくプレイ出来ることを目的とした、年齢が9才以上の犬が出場できるクラス。(2R制)
- ダイレクトにキャッチしなくてもポイントとなる(ローラーでもOK)。ダイレクトキャッチした場合は1ポイントプラス。
- スタートラインは、年齢やコンディション等を考慮しジャッジへ自己申告し許可されたラインからのスローイングとなります。
- 「ラッキートライアングルゾーン」(10ポイントエリア)に1本でも足が入っていれば10p獲得。その他のポイントラインに足がかかった場合は、低い方のポイントエリアでジャッジされます。
フリースタイル (Freestyle) 概要
こちらは数枚以上のディスクを用います。ディスタンスと同じく、人間一人、犬一匹で1チームとなります。 **120秒から150秒**の時間の中、音楽に合わせ、パートナーである犬とさまざまなトリック(技)を繰り出し、その完成度を競います。
完成度は、ディスクスローの安定、技の多彩さ、音楽との融合、犬のジャンピングの美しさなど、多岐にわたり判断されます。
フリースタイルの面白さは、それぞれのチームの個性と、人間と犬との高いコミュニケーション能力と信頼にあります。 選曲から衣装、振り付けまで、皆趣向を凝らして競技に挑みます。当然、言葉が通じない同士なので、声、表情、ゼスチャー、あらゆる方法でパートナードッグへキャッチのタイミングや技の種類を伝えていきます。 種族が違っても理解しあい、信頼することができるパートナーシップの美しさを感じられる競技です。
【フリースタイル競技クラス・カテゴリー】
D・D マスターズ
1R:フリースタイル (120秒~150秒) / 2R:1分間のディスタンス
D・D フリースタイル
1R:フリースタイル (120秒~150秒) / 2R:1分間のディスタンス
D・B フリースタイル
1R:フリースタイル (90秒~120秒) / 2R:30秒のディスタンス。フリースタイル競技は、ディスクもしくはボール等でも OK です。
【重要】2026シーズン ルール改正項目
2026年度シーズンにおける主なルール変更点を以下にまとめています。競技参加者は必ず内容をご確認ください。
エントリー費は事前振り込みへの変更
大会前日までにお振込みいただく形式に変更されます。
同一人犬でのダブルエントリー時の制限
順位(表彰・決勝進出)及びランキングポイント加算の対象となるゲームは**1カテゴリー**のみとなります。
ディスタンスの競技順を変更
新しい競技順は以下の通りです。
インター → ウーマン → スモール → アドバンスト → チャレンジ → ローリング → オールディーズ
九州ランキングを新設
九州(山口含む)エリアを別ランキングで集計します。詳細は九州ランキング規定をご参照ください。
ポイントゾーン及びポイントエリアの変更
- エンドラインが 12m → 14m へ変更。
- DW/DSのポイントエリアが変更されました。(DA/DO/3WD以外は同一ポイントエリア)
C エントリーポイントの上限変更
ディスタンス競技/フリー競技共に上限を **5P** へ変更します。
同順位の場合の順位決定基準の変更
詳細については公式ルールブックをご確認ください。
フリースタイル競技「外に出た場合」の減点を削除
競技中に規定コート外に出た場合の減点規定がなくなります。
ヒート犬の参加について
ヒート中の参加も可能です。エントリー時にコメント等で申告してください。出番はカテゴリーの最後とします。
※上記は概要です。すべての変更点と詳細規定は、必ず「01. ルールブック」タブより最新のPDFをダウンロードして確認してください。
